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通信 bP6(ガイドライン通信・通算102号) 04/6/15 <事務局連絡先>東京都港区北青山3−15−13−603
鈴木達夫法律事務所
(TEL03−5467−8480 FAX03−5467−8490)



刑事司法改悪3法の廃止へ
日弁連の姿勢がカギ
もはや「おしゃべり」もしない国会  年金法案(負担急増・給付激減),有事関連法案(米軍との共同作戦態勢)……一体,「国権の最高機関」たる国会はどうなっているのでしょう。民衆の権利と生活,日本の行く末を決定的に左右する最重要法案が,ほとんど議論されることなくバタバタと可決成立しています。「おしゃべり小屋」の体裁すらなしていません。
 裁判員・刑訴改悪・国営弁護3法案もまったく同様です。70%が「裁判員やりたくない」(『読売新聞5/27』他)という“世論”は,まったく無視されたままです。
 こんな法律は廃止に追い込むしかありません。その成否は,日弁連の姿勢にかかっています。「憲法と人権の砦」であるはずの日弁連が,“闘ってもムダ”と権力に迎合して法案に賛成し,「改革」幻想で民衆の目をあざむき続けました。ところが国会終盤に至り,その化けの皮がはげかかると,ついに成立推進の最先頭で議員会館の廊下を駆け回ったのです。
 しかし,この歴史的裏切りを嘆くだけでは私たちも同罪です。全国弁護士の団結と刑事弁護の現場を固め,3法廃止に向けてあらゆる闘いを!
【下掲の資料が必要な方は,事務局までFAXで】

『週刊金曜日』(6/11号 現在書店販売中)
<特集> 気がつけば“戦時”―司法

迅速,重罰,密室化で縛りつけられる人権 (鈴木達夫)
〜刑事司法改悪3法に対するインタヴュー記事



『法律新聞』(最新1590号・論壇)
「政治」から憲法を取り戻そう(二弁副会長・森川文人)
 


刑事弁護センター第1回全体会(6/4,5熱海)報告 
刑弁センターの官僚支配と改組ねらう
 今年度第1回の全体会は,まず役員選任から。この2年間「専従」の日弁連事務次長であった会員(現在も「特命嘱託」)が新事務局長に就任するという,何とも奇妙な「天下り」に当然で強烈な疑問意見。司法改革執行部案が34:32という僅差でしか支持されない(前回3/29全体会)という刑弁センターの現状を,権力の下請け機関に組み変える企みが透けて見えます。
  活動方針に反対意見続出
 刑事司法改悪3法を賛美し受容して「体勢整備」をはかる執行部の方針に対して,反対・弾劾意見が続出。出席委員50数名のうち反対・保留合わせて15。
▼総合支援法を悲願実現と賛美しているがとんでもない。法務大臣が認可する法律事務取扱規程や契約約款に縛られて何が自主性の確保か。
▼執行部は余りにも手放しで喜びすぎだ。被告人の防御権に危惧を抱く意見が周りには多い。
▼一部の「極楽トンボ」を除けば刑事弁護ができなくなるとみんな感じている。
▼こんな公的弁護では会員の関心はどんどん失われていく。
▼イラクでの米軍の残虐行為を見よ。戦争は弾圧体制を不可欠のものとする。小泉らのやることのうち,司法改革だけは良いのか。戦時司法の確立と日弁連の御用化を許さない。
 
 
刑弁ハンドブック「公刊」問題
 「標準的な弁護活動の指針」や「あるべき弁護活動の水準」とされた“刑事弁護ハンドブック”の公刊が議論されています。
 規範性を有しないと言うものの,「公刊」される以上,裁判官・検察官から見て“適切・不適切”の基準になるのは不可避,弁護活動の萎縮を結果するのは明らかです。
 圧倒的会内世論で葬られた「ガイドライン」の亡霊の復活にほかなりません。

刑訴法改悪 日弁連執行部のゴマカシ@
×「公判前整理手続は円滑で充実した審理の実現のために意義を有する」
◆争点整理で予断排除原則・黙秘権が解体され、弁護側主張・立証が緊縛されるという改悪の根本的構造に目を閉ざし、法務省まがいのいいぐさ。
×「証拠開示が法律上の制度となり、かつ被告人の権利として規定された」 ◆限定的開示(検察・裁判所への広範な裁量権付与)の法的固定化が本質。全面 開示要求はどこへ行った?
×「証拠開示の拡充は「開示証拠の目的外使用禁止」という論点を新たに浮上させた」
◆目的外使用禁止は、裁判批判の封殺という権力的攻撃だ。これが「論点の浮上」という鈍感さ!
×「一部に問題点は残されているものの、最も重大な部分についての修正は実現された」
◆最も重大な部分=人質司法と調書裁判はどうなった!これから「協議会」で取れるとでもいうのか!  

第2回刑弁センター全体会
8月9日(月)弁護士会館1002号
 10:30〜,17:00〜


☆4.21クレオ集会の報告集が完成(1冊200円)
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