「刑事訴訟規則」の策定が最高裁・法務省・日弁連の間で進められ,すでに公判前整理手続についての多くの事項が,三者間で「概ね異論のなかった」とされています(本通信bQ6,27参照)。
ところが,今回の刑弁センターではその後の作業がまったく報告されず,一切が見えないまま,来る7月の最高裁裁判官会議で制定,11月から施行とされます。刑事弁護の担い手を無視した無茶な話です。
NHKテレビ 裁判員制度の「大本営放送」
去る2月12,13両日の夜9時から75分間にわたって,NHK総合テレビは,裁判員制度のドラマとシンポを放映しました。直近のNHK世論調査によっても,裁判員に「絶対にならない」・「できればなりたくない」合わせて64%という依然として高率の拒否姿勢に対して,たとえその真実の姿を隠し歪めてでも“説得”に懸命です(詳報は次号以下)。
ドラマでは,「公判前整理手続」を無視し,その後に“新証拠”が発見されるという美談(改悪刑訴では許されない!),正当防衛は裁判官だけの議論で否定,量刑・情状も結局は裁判官が決定的にリード。シンポでは,「人を裁くことに抵抗がある」というこの制度の本質を直感した正当な意見を,梶谷日弁連会長は「9人で決めるのだから」と説得するなど,最高裁事務総長・検事総長と並んでまったく同じ立場から全面擁護。しかし「市民」の頷きはほとんど得られず,むしろ“在野”を捨てた日弁連への戸惑いと非難のまなざしが刺さっていました。
NHKが,有事法制下の指定公共機関として,前言を翻してまで自民党政治家の番組検閲を否定したことに続き,ここでも“大本営放送”を流したことに抗議・弾劾を!
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<裁判員制度の論稿ご紹介>
☆織田信夫(仙台・元東北弁連会長) 〜仙台弁護士会会報05.1.1号
「国民を,その同意なしに,合法的人殺しに手を貸させる点では, 裁判員制度も徴兵制も同じ」
☆日本国憲法と裁判員制度
西野喜一(新潟大学教授) 〜判例時報1874,5号
「裁判員制度は『違憲のデパート』になりかねない」
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共謀罪阻止の山場
◆3/15午後6時〜国会請願デモ◆3/26午後1時(豊島区民センター)
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