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           通信 bU1(ガイドライン通信・通算147号) 07/03/28
                                           <事務局連絡先>東京都港区北青山3−15−13−603
                                                             鈴木達夫法律事務所
                                       (TEL03−5467−8480 FAX03−5467−8490)


被害者の刑事裁判参加制度(刑事訴訟法改悪)導入阻止!
 
 政府は,去る3月13日に閣議決定し,この通常国会で成立,来秋施行を狙っています。
証人尋問・被告人質問,論告・求刑…刑罰権を独占し私的復讐を厳禁した近代国家が,その原理 を自ら破壊。被告人への攻撃集中により社会的不安・不満の発散・解消を図るナチス的統治手法。
附帯私訴(刑事手続に連結した損害賠償請求…被告事件について有罪言渡しの後,引き続く4回以内の審理で賠総額決定。防御の準備は,誰が(弁護人?),いつ(裁判員裁判中?)
 
★被害者からも「負担増す」との反対運動 「被害者の立ち居振る舞いが市民の判断を左右してしまう」(3/5読売),「今の法案は声の大きい人だけの意見を取り入れている」(3/10朝日)
★法曹関係者「まさか」と異口同音 「『日本の刑事訴訟制度の原則が崩れる』,『ここまで行くとは思わなかった』と立場を異にする法制審委員たちも異口同音に話した」(1/31同)
日弁連会長声明「慎重審議を求める」?! ⇔改憲手続法とともに4.11国会闘争で廃案へ
Cf. 自民党・新憲法草案25条の3(新設)「犯罪被害者は,その尊厳にふさわしい処遇を受ける権利を有する。」 まさしく被害者参加制度は,改憲の一環・先取りにほかなりません。
 
※権力監視役から民衆の目付に
弁護士の転向迫るゲートキーパー法と会則粉砕
 法案第8条「政府及び日弁連は,犯罪による収益の移転防止に関し,相互に協力するものとする」。これを「最近まで知らなかった」と執行部はうそぶき,「警察とともに組織犯罪を撲滅することは
社会正義の実現」と居直りました(3/1臨時総会)。「テロ対策」とは侵略戦争と警察国家の口実に過ぎず(米中間選挙),また,違憲明白な朝鮮総連大弾圧も「マネロン対策」が掲げられています。

     《投稿》 映画『それでもボクはやってない』
 先日の「名張再審」でも露骨に判示されたように,「疑わしきは被告人の利益に」の鉄則を平然と踏みにじって国家=検察に追随する裁判官の傲慢・狡猾に対する激しい弾劾がこの映画の基調だ。
 しかし,これを「裁判員制度であれば解決」などと解釈することはペテンである。映画では,公判審理の進行のなかで強い必要性が生じた証人や証拠の申請を,裁判官が次々と却下してゆく。日々そうした訴訟指揮に遭遇している我々でさえ,思わずスクリーンに怒号を浴びせたくなるくらいリアルだ。だが,この強権が裁判員制度で解決するのか。そうではない。逆に,証拠の取捨選択はすべて「公判前整理手続」の密室で処理され,「職業裁判官の傲慢・狡猾」は公開の法廷では隠蔽されてしまう。
 日弁連は,この映画を裁判員制度必要性の宣伝材料としているが,それは欺瞞というものだ。「つぶせ!裁判員制度,刑事司法改悪粉砕・改憲阻止!」こそが,この映画の「絶望」を突き破る。

弁護士の団結で支援センター解体

 日弁連刑事弁護センターによると,「東京三会」で被疑者国選申込者700名(全会員の6.7% 06/10/6現在)。当番登録者は激減。
 この「東京三会」の内訳を,刑弁センター執行部は「知らない」(=言えない!)。
 刑事弁護に熱心に取り組んできた多くの弁護士を再獲得するには,法務省=支援センターと対決し,弁護人推薦権を奪還する以外に何か妙策はありますか。


 


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