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刑事弁護ガイドライン策定反対通信No.86      03/10/06

       <事務局連絡先>東京都港区北青山3−15−13−603  鈴木達夫法律事務所(TEL03−5467−8480)


刑事司法の改悪に反対する
全国弁護士ACTION結成しよう!
 政府は、刑事訴訟の大改悪と刑事弁護の破壊をねらう法案骨子を今月中に固め、来春の通常国会での成立を企てています。裁判員制度国営弁護(LSC)が、その中軸です。
 ところが、“人権の砦”たるべきわが日弁連はこの戦後最大の攻撃を容認しています。
 私たちは、この間3年余にわたって、弁護活動の国家統制を企図した「刑事弁護ガイドライン」に反対する運動を続けてきました。しかし、目の前に押し寄せている刑事司法改悪の大波は、より一層強力な運動を求めています。私たちは刑事弁護の現在と未来に責任を持ちたいと思います。千載に悔いを残したくありません。
 ここに、日弁連刑弁センター委員および全国各単位会刑事関連委員23名は、刑事弁護ガイドライン反対運動を継承しつつ一層飛躍した運動体として、「刑事司法の改悪に反対する全国弁護士ACTION」を結成し、権力と対峙する全国弁護士の団結を取り戻すアピールを発しました


日弁連案に賛成は皆無     刑弁センター第4回全体会議報告
弁倫の会規化そのものにも反対意見が圧倒的
 9月30日の刑弁センター第4回全体会議では、「弁護士業務基本規定」につき激論2時間、日弁連の「委員会案」について賛成する者は皆無。議論が集中したのは、刑弁センター執行部作成による「今回提案されている業務基本規定をはなれて、そもそも拘束力のある会規を設けるべきか」に「賛否両論併記」した自問自答の意見書部分でした。両論併記の条項を削除すべしという動議の賛成13反対15という採決結果に現れた強い反発に執行部は愕然。
○両論併記だと結局執行部お任せになる。そもそも会規化一般に賛成という者はいるのか。
○なぜいま会規化なのか。戦争体制へ向かう国家が日弁連の自治破壊をねらった攻撃だ。弁倫委の外部委員5人は、日本経団連・連合・日経新聞などいずれも支配層を代弁する者で、そのかれらが強硬に会規化を主導している。「公益」の強調、「違法、不当」の多出、それは権力者にとっていかようにも使える。攻撃の本質を見据え、団結してはね返すしかない。
○刑弁センターの意見書としては、余りにも物足りない。それに拙速が目に余る。
○2次案の意見照会も必ずさせるべきだ

  最高検提言「刑事裁判の充実・迅速化に向けた方策」
         協議拒否→全国一致した反撃を
 最高検は、さる7月15日に以下の諸点を含む「提言(全文35p)」を、全国の検事長検事正あてに発出、各検察庁は各単位弁護士会との協議を開始する予定といわれます。
 その内容は、ことごとく政府・検討会で進められている刑事手続き全面改悪の先取り実施にほかなりません。これに対し、日弁連は突き返すこともなく、「慎重な運用を」などという腰砕けの即席意見書を提出して容認していたことが、今回の刑弁センターで暴露され、「各地の協議で押し返せばよい」という責任逃れの執行部に轟々たる非難の嵐。結局、早急に刑弁センターとして全国一致の反撃方針を提起する意見書作成が決議されました。


最高検の7.15提言骨子 <争点の明確化と証拠整理>
 ・検察官は、第1回公判期日前に、弁護人との間で綿密な打合せを行い、事件の争点の有無・内容を具体的に明らかにするよう求めるべきである。
 ・その事前打合せを活用し、できるだけ公判期日の一括指定を受けるべきである。
                     <集中的審理の積極的実施>
 ・検察官は、可能な限り連日的開廷を求め、又は現状より頻回の開廷を求め、すべての事案につき少なくとも2年以内のできるだけ短い期間内に終局しうる開廷間隔で審理するよう、裁判所及び弁護人に求めるべき。
 ・審理開始後の初期段階等で、争点明確化のための被告人質問を考慮すべき。
                      <証人尋問の在り方>
 ・ビデオリンク方式や被告人の退廷等、証人保護の諸方策を活用すべき。
 ・刑事裁判の健全な運営のため、積極的に偽証罪の成否につき検討を行い厳正に対処すべき

 


  仙台・弁護士事務所捜索(弁護人宛手紙の差押)
        
鹿児島につづく接見交通権の侵害
 去る9月12日、仙台弁護士会において、覚せい剤事件の弁護人2名の各事務所に対する強制捜索が行われました。当該被告人は否認して争っており、法廷で知人の証人が被告人に有利な事項を証言したことが偽証であるとされ、当該証人は証言直後に偽証罪で逮捕、被告人自身も偽証教唆で再逮捕されました。検察庁は、その被告人(接見禁止付)から弁護人に宛てた手紙が第3者の手に渡っていたとして、その手紙を差押えの対象としたのです。
 鹿児島事件(弁護人との接見内容の取調)に次いで、上掲の最高検提言を早速行動に移した検察庁による弁護活動に対する攻撃が強まっています。
 それぞれ地元一般紙は大きく報道しているにもかかわらず、日弁連執行部はこうした攻撃全国会員にまったく知らせず、抗議声明すら出していません。「司法改革が実現するこの微妙な時期に相手を刺激しない」などという100%裏返った「路線」の足元を見て、権力はどんどん攻め込んできています。全国弁護士が団結し、反撃に起ち上がるときは今です!
 
全国弁護士ACTION 賛同のお願い】 (賛同費:月1千円)
ご氏名(公表の可・不可)・単位会・期を記した、準備会事務局あてFAX(03−5467−8490)を、お送り下さい。


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(FAX 03−5467−8490)  


日弁連刑弁センター 全体会 年間予定表

    03年  10/20、 12/15  
    04年 2/27、 3/29
刑事司法大改悪との攻防点。全力で傍聴を!

 


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