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弁護士に総攻撃を仕掛ける政府「推進本部」
政府が主導する「司法改革」の具体像が日々明らかになっています。司法制度改革推進本部の「法曹制度検討会」は、これまでの弁護士の在り方を根底的に転換する方針を続々と打ち出し、日弁連にその受入れを迫ってきています。また政府の「総合規制改革会議」(会長:宮内義彦・オリックス会長)も、財界が使いやすい弁護士の大量産出を目的として弁護士の大増員など徹底的な規制撤廃を要求してきています。
●報酬基準撤廃(政府推進本部「法曹制度検討会」7/9 全会一致)
→2003年通常国会に「弁護士法改正案」提出予定
●弁護士費用敗訴者負担制度の導入
●特任検事に弁護士資格を付与して公的弁護の担い手に(「法曹制度検討会」で決定)
●企業法務経験者に修習抜きで弁護士資格付与(「法曹制度検討会」事務局案。)
●営業、公務就任自由化
●外弁の規制撤廃
●法曹人口(弁護士数)9万人、司法修習廃止(政府総合規制改革会議7/2 )
●「法科大学院」立法化→今秋の臨時国会に上程予定
●全裁判2年以内判決(推進本部「顧問会議」7/4 、首相も支持7/5 )
●簡裁事物管轄引上げ(300万円までとする意見)
ひたすら迎合する日弁連執行部
日弁連執行部は、これらの要求を「国民の意見」だと強弁しながら、その大部分につき早くも受け入れを表明し始めています。検討会に「参加」している弁護士委員の抵抗など全く見られせん。
もはや執行部は、政府推進本部のいいなりです。執行部は、「反対したら何も残らない。焼け野原になる。」と繰り返して会員を説き伏せてきましたが、この事態こそ弁護士にとって「焼け野原」ではないでしょうか。執行部の、政府へのすり寄り方針の誤りはもはや明白です。
今からでも遅くはありません。路線を転換し、政府・財界の弁護士攻撃と闘う日弁連を構築しましょう。
綱紀審査会の議決に法的拘束力付与!執行部の暴走に理事会沈黙
執行部は、「綱紀審査会」の議決に法的拘束力を付与するという政府推進本部「法曹制度検討会」の結論を、独断で受け入れようとしています。
7月18日の日弁連理事会で、執行部は、2月28日の臨時総会決議の変更手続もとらずに、執行部の「責任で」(=独断で)対外的に総会決議に反する行動をとることを宣言しました。これに対し、出席理事は誰も異論を唱えず「沈黙」しました。各会の会員の意向を担って執行部の独走を規制することも重要な役割としてきた理事会は、その機能を停止し、もはや瓦解状態です。
有事法制 決着は秋の臨時国会に!
意見広告運動も続行 有事法制3法案は、労働者と民衆の巨大な反対運動(4/19集会5千人→5/24集会4万人→6/16集会6万人)と衆議院特別委員会の混迷などにより、今国会での成立は困難となりました。しかし小泉首相は決して有事法制の成立を「断念」したわけではなく、今秋に召集される臨時国会で何としても成立させようと、策を練っています。ブッシュ米大統領は、繰り返し「テロ支援国家」(イラク、イラン、北朝鮮等)に対し、「黙って手をこまねいているわけにはいかない」と先制的に武力攻撃を行うことを言明しており(7/19フォートドラル陸軍基地)、小泉首相はこの事態に備えてなんとしてでも有事法制を強行しようとしています。
民主党の一部や、連合から出ている「より完全な有事法制を」との声を受け入れる形をとって、修正論に持ち込み、民主党を取り込んで圧倒的多数で国会を通過させようとしていると言われています。
勝負はこれからです。「有事立法と司法の改悪に反対する弁護士意見広告運動」は、意見広告の掲載時期を臨時国会の冒頭期に変更して、運動を続行しています。さらに賛同者を増やし、広汎な民衆の反対運動と結合して、有事法制を廃案に追い込みましょう。
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