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改憲阻止に向け 反撃に出よう
参院選の「歴史的敗北」に居直った安倍首相は、民衆の怒りに耐え切れず政権を投げ出し、今度は福田2世が首相に就任しました。しかし首相が交代しても、9条改憲、生活と雇用破壊の「改革」路線は変わりません。世界市場における大競争にさらされている日本の大企業は、労働者の買い叩きと国外権益獲得によってしか存続できなくなっているからです(07.10.1.日本経団連「新内閣に望む」参照)。
これに対して、9月29日、日本軍による住民への集団自決強要を削除した教科書検定に抗議する沖縄県民大会に12万人が結集し、政府を揺さぶっています。労働者民衆が団結して声をあげれば、国のあり方を変えられる時代が到来しています。わたしたち弁護士も、ともに立ち上がりましょう。
日弁連が“テロと犯罪撲滅”の立場に?!
日弁連人権擁護大会(11/1〜2浜松)
大会に付される「人権保障を通じて自由で安全な社会の実現を求める宣言」(案)は、「テロや犯罪を生まない社会の実現を目指さなければならないことは言うまでもない」とし、「必要最小限かつ明確な基準」による人権制限を容認しています。これは、「テロとの対決」「自由」「安全」を口実にしてアフガニスタン、イラク侵略戦争と国内取締り強化を行った米ブッシュ大統領と、立場を同じくするものです。日弁連は、今年3月、テロ資金等移転防止を謳った「ゲートキーパー」法案に反対せず、逆に協力するための会規を制定したように、侵略と治安強化の先兵になり始めています。米のイラク戦争を支援する「テロ特措法」延長や、「テロ等謀議罪」と言い換えた共謀罪の立法が強行されようとし、自衛隊の海外派兵や「公」を理由に人権を制限する改憲が狙われている今、日弁連を改憲阻止の砦として再構築するために、人権大会で宣言に反対しましょう。
3000人・ロースクール破綻が社会問題化
「弁護士激増時代」初年の今秋、法律事務所に就職できない者が大量に生じ、これまで弁護士増員を叫んできたマスコミは、一転して「懸念」報道を始めました。
◆司法試験に受かっても弁護士になれない!!(読売ウィークリー 07.10.21号)
◆「転身見合わない」の声 制度の中身再考の動き(朝日朝刊07.10.6.)
◆法曹人口拡大に鳩山法相が異議(読売朝刊07.9.4.)
◆司法修習100人超 就職難 日弁連調査 年内修了者激増で(朝日朝刊07.8.27.)
◆「ノキ弁」が続出! 新司法試験「就職難」の意外な窮状(週刊ダイヤモンド07.8.25号)
◆「全法科大学院が協力し、総定員を少なくとも4000人程度に削減すべき」 (読売朝刊0 7.8.2.「論点」宮澤節生青山学院大学教授・元大宮法科大学院副学長)
◆司法修習生71人卒業できず 追試廃止で不合格大幅増(朝日朝刊07.9.4.)
それでも増え続ける弁護士人口(07年司法試験)
9月13日、新司法試験の結果が発表されました。合格者数は1851人で受験者のほぼ40%(出願者の34.2%)。この結果、新旧61期司法修習生は合計2400人にのぼり、そのうち2100人以上が来年弁護士登録を希望すると想定されます。他方、10月4日に発表された旧司法試験論文式試験の合格者数は250人。08年度新司法試験合格者数のさらなる増加が予想されます。無理な新人弁護士採用で既に「満腹」となった弁護士界は、到底この人数を受け入れることなどできません。現弁護士登録者にとっても競争の激化による経済基盤の弱体化と反権力性の喪失は不可避です。これは改憲を狙う政財官一体の、弁護士総体にかけられた攻撃です。
激増路線の執行部を打倒し 会員を守る日弁連を
この惨状にもかかわらず、日弁連執行部は、「3000人までは、歯を食いしばって就職先を開拓する」(週刊ダイヤモンド07.8.25)、就職できない者を「最終的に40〜60人程度に収めたい」(朝日朝刊07.8.27.)などと、既定方針を変えようとしません。業務基盤を弱められて「歯をくいしば」らせられるのは、全国2万3000人の弁護士です。就職できない修習修了者は、どうやって生きろというのか。激増路線を走り続ける平山日弁連執行部に対する会員の怒りは、臨界点に達しています。
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